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数字の「一(いち)」を使ったことわざ8選とその意味

 

数字が入ったことわざは多いものですが、意味は?と聞かれるとはっきりわからないことありませんか?

 

今回はそんなことわざの中でも一番多い「一」が使われたことわざと、その意味をご紹介しましょう。

 

【一期一会(いちごいちえ)】

一生に一度の機会。一生に一度限りであること。

 

もともとは仏教用語です。

 

ひとつひとつの瞬間はその時限り。その時その時を大切にしなさいという意味。

 

茶道では一生涯にただ一度だけ会うという意味です。

 

一姫二太郎(いちひめにたろう)】

子供を育てるのに理想的な順番は、最初に育てやすい女の子、次に男の子であるということ。

 

女の子1人、男の子2人という、人数をあらわす思っている人が多いようですがそれは間違いで、生まれる順番を指していることわざです。

 

一陽来復(いちようらいふく)】

冬が終わって春が来ること。

 

そこから悪いことが続いたあと、ようやく好転に向かうという意味に。

 

【一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)】

物事の一部を聞いただけで全てを理解できること。

 

非常に聡明なようすを表しています。

 

【一寸先は闇(いっすんさきはやみ)】

これから先のことは誰にもわからないという例え。

 

一寸とは今でいう約3㎝のことです。

 

【一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)】

たかが一銭と笑うものは、やがてその一銭でなく羽目になるという意味。

 

わずかな金額でも粗末にしてはいけないことの例え。

 

一銭は円に換算すると0.01円になります。

 

【起きて半畳寝て一畳】

人間に必要な広さは一畳もあれば足りるという意味。

 

転じて贅沢は慎むべきという戒め。

 

このことわざには「天下とっても二合半」という続きがあり、これは「天下を取ったとしても二合半以上のお米は食べられない」という意味です。

 

【地獄は壁一重(じごくはかべひとえ)】

人間はわずかな欲や油断から、罪悪を犯すようになるという意味。

 

ちょっとした心の緩みが犯罪につながりやすいので、心せよということ。

 

古いことわざばかりですが、今見通じるものがありますよね。