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ここでは日本占い師協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
前回に引き続き、よく使う仏教用語です。
【安心】
仏教用語としての意味は、信仰や実践(精神集中、止観など)による心の安らぎ、不動の境地のことです。
【一大事】
ふつうは大変なことが起きた時に使う言葉ですが、仏教用語ではただひとつの重大な事柄、または仕事を意味します。
元々の意味は仏様の大仕事のことです。
【有頂天】
喜びすぎて周りが見えなくなる「有頂天」。
仏教では「有頂」は最高の場所
そして「天」は天界でありそこに住む人のことも含めて指します。
天界とは迷いの中の世界のこと。
この場合はふだん使う有頂天と同じように、仏教でも喜びながらも足元は不安定な状態を意味しています。
【会釈】
本来の仏教での意味は、お経の中の内容をすり合わせて矛盾なく説明することです。
そこから意見の調和→相手とうまく調和する→軽い挨拶と、変化してきたものです。
【火災】
仏教の世界では成立期、存続期、破壊期、空無期の4つの時期があり、これが循環します。
破壊期の最後には世界を滅ぼす三種類の災厄(三災)が起こるとされていて火災はそのうちのひとつになります。
【玄関】
仏教では「玄」を奥深い考え、「関」はその中へ入る関門のことです。
つまり玄関とは仏教に入る入口のことになります。
またお寺の門や禅院の入口を指すこともあります。
【以心伝心】
一般的には、言葉にしなくても思っていることは自然に伝わるものという意味で使われます。
禅宗では、言葉や文字にして表せない仏教の神髄は師から弟子に心で伝えるとされています。
【挨拶】
挨拶は、昔中国で「押し合いながら群衆が前に進む」という意味で使われていました。
そして禅宗では禅問答で師が弟子の修行の程度を極めることを「挨拶」と言っていたそうです。
ふだん何気なく使っている言葉には、仏教用語がたくさんあったんですね。
他にもいろいろあるので、興味があれば調べてみてはいかがでしょう?