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ここでは日本占い師協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
「縁起」という言葉はもともと仏教用語です。
苦しみには原因があり、その原因や条件を追求し解き明かしたものが「縁起」だということです。
現在では「縁起かつぎ」「縁起がいい、悪い」といった使い方をします。
実際に悪いことは起きないとわかってはいても、何かあった時にアレがいけなかったんじゃないか、なんて後悔することがないように縁起を気にしますよね。
贈り物にも縁起が悪いとされるものがります。
それは贈るときのシーンによっても違います。
贈った相手に違った想いが伝わらないように覚えておきたいものです。
シーン① お祝い
・ハンカチ
ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。
「手切れ」を連想させることから、相手との縁切り、絶交という意味にとられかねません。
特に「白いハンカチ」はご遺体の顔にかける白い布を連想させるため、絶対に贈らないようにしましょう。
・櫛(くし)
櫛は「苦」「死」を連想させます。
また櫛の語源が「不思議なこと」や「霊妙なこと」をあらわす「奇し(くし)」であるとされていることからも縁起が悪いとされています。
シーン② 結婚祝い
・包丁やはさみ
どちらも「(縁を)切る」を連想させるためNGとされています。
・陶器、ガラス、鏡
「割れる」から「別れる」を連想させるため、縁起が良くないとされています。
シーン③ 病気のお見舞いに
・鉢植えの植物
「根がつく」から「寝付く」につながるため絶対にNGです。
・シクラメン、椿、ユリなど
シクラメンは「死」「苦」を連想させるため、椿は「花の部分(頭)だけが茎から落ちる」ため、ユリなどの香りが強いものはNGです。
またトゲのあるバラやサボテン、「血」を連想させるような真っ赤な花なども避けましょう。
シーン④ 新築祝い・引っ越し祝い
・ライター、灰皿、キャンドル
火事を連想させるものは避けましょう。
・赤いもの
やはり炎を連想させるためです。
赤い花、赤い雑貨など赤をメインとするものは避けた方が無難です。
親しい間柄で、相手からリクエストがあればタブーのものでも送っていい場合もあります。
まず相手のことを想う気持ちが大切ですね。