占いに暦は欠かせないものです。
現代の生活にもカレンダーは必需品ですよね。
ところでこのカレンダー、日曜始まりか月曜始まりか?
あなたはどっちを使っていますか?
【カレンダーを作ったのは誰?】
そもそもカレンダーが始まったのは約5000年も昔のこと。
その頃のカレンダーは、メソポタミア(現:イラク・クウェート)」のシュメール人によって作られました。
ちなみに「1週間=7日間はユダヤ人」が、「1年=365日はエジプト人」によってそれぞれ考えられました。
【で?なぜ始まりは月曜or日曜なのか?】
最近は一般的な壁掛けカレンダーや卓上カレンダーは日曜始まりで、手帳は月曜始まりになっている傾向が強いですよね。
でもなぜ日曜か月曜なんでしょうか?
これには宗教が深く関係しています。
キリスト教では日曜日はイエス・キリストが復活した日とされています。
その日は仕事を休み、儀式を行う「安息日」。
そのため日曜日が週の始まりとなっています。
またユダヤ教では土曜日が「安息日」で、翌日の日曜日を週の始まりとしているのです。
【でも現代のヨーロッパでは月曜始まり】
しかしキリスト教徒が多いはずのヨーロッパでは、現在月曜始まりが一般的になっています。
これは1974年から、「ISO(国際標準化機構)」の勧告に従ったものということです。
【日本とアメリカでは?】
キリスト教とユダヤ教の考え方を取り入れているのが、日本とアメリカです。
でもアメリカはさておき、日本人のほとんどはキリスト教徒でもユダヤ教徒でもありません。
それなのになぜ?
それは現在の日本の「労働基準法」です。
原則として「1週間は日曜から始まって土曜日まで」という解釈となっています。
ここでは「労働」であるにもかかわらず、日曜始まりなんです。
ただ現実には、社会人(ここでは主にサラリーマンを指す)の仕事は「月曜から金曜(または土曜)」が一般的。
だから手帳に月曜始まりが増えてきたというわけですね。
現在では壁掛けや卓上にも、月曜始まりが増えているそうですよ。