「ツバメが巣を作る家は繁栄する」と昔から言われています。
こういわれる理由は
・不思議なことにツバメが巣を作る場所は風水学的に良い方向や場所である場合が多い
・水田の害虫を食べてくれるので豊作をもたらす
と昔からいわれているからなんです。
でもベランダや玄関など、ここではやめてほしいという場所に作られてはちょっと困りものですよね。
ツバメの巣ができると、問題は糞害だけでは済まないこともあります。
虫がわく、泥や枯れ枝が落ちてくる、ヒナを襲うためにヘビやカラスが寄って来るなんてことも…
だからといって卵を産んだあとやヒナがいるツバメの巣を壊してしまうと、「鳥獣保護管理法8条」違反になってしまいます。
都道府県知事の許可なしにこの法律に違反してしまうと、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
ではどうすればいいのか?
ツバメが子育てを終えるのは2週間程度なので、この間ガマンしてあげる。
あるいは今年はあきらめて、ヒナが飛び立つのを待って巣を取り除きましょう。
各自治体では「巣の中に卵やヒナがいなければ、巣を除去し、可燃ごみとして捨ててください」としています。
(ツバメの巣って可燃ごみなんですね…)
そして来年、またツバメが巣を作らないように対策するしかありません。
それには次のような方法があります。
巣を作る場所によって対策してみましょう。
○すき間に巣を作っている場合はそこをふさぐ
パテやコーキング材、シリコンなどを使ってふさぎます。
○デコボコがある場所ならガムテープを貼る
ツバメは足をかける場所があると巣を作りやすいので、巣ができ始めたらすぐに周囲にガムテープを貼ります。
するとツバメはツルツルして足をかけるのもままならず、それ以上巣を作ることができなくなります。
でも心に余裕をもって、ヒナが育っていく過程を見るのも楽しいものです。
ここはひとつそっとその成長を見守ってあげたいですね。