満月と言っても、よくSNSなどに出てくる「スーパームーン」とか「ブルームーン」とか…
ではなく、毎月の満月にそれぞれ名前があるのを知ってますか?
ちなみにスーパームーンとは大きな満月のこと。
大きいのは地球と月の距離が近い時に見えるからなんです。
反対に距離が離れて小さく見える満月のことは「マイクロムーン」と呼ぶそうです。
そして「ブルームーン」は「青い月」ではなくて、ひと月の間に2度見られる満月のことをいいます。
なぜブルーなんでしょうね??
満月とは真逆の新月にも色の名前がついていて、月に2度見られる時には「ブラックムーン」と言います。
さて本題に戻りましょう。
この満月の呼び方は、ネイティブアメリカン(アメリカの先住民)によるもの。
季節を感じとるためにつけていたそうですよ。
1月:ウルフムーン
真冬で食べるものがなくなって、オオカミが遠吠えするころであることから。
2月:スノームーン・ハンガームーン
寒さが厳しく雪が多い、あるいは狩猟が難しいころであることから。
3月:ワームムーン
雪が溶けて土の中から虫が顔を出す頃であることから。
4月:ピンクムーン
ピンクの花(フロックス)が咲くころであることから。
5月:フラワームーン
たくさんの花が咲くころ。
6月:ストロベリームーン
イチゴが熟すころ。
7月:バックムーン
雄鹿の角が生え代わる時期であることから。
8月:スタージョンムーン
チョウザメが成熟して漁に出るころであることから。
9月:コーンムーン
とうもろこしを収穫するころなので。
10月:ハーベストムーン・ハンターズムーン
収穫のころ、あるいは狩猟を始めるころ。
11月:ビーバームーン
毛皮にするビーバーを捕獲するためのわなを仕掛けるころであることから。
12月:コールドムーン
寒さが厳しくなり、夜が長くなるころ。
どれもロマンチックなものではなく、生活に密着した名前を付けていたんですね。