日本占い師協会

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占わない「歌占」ってどんな占い?読みは?

 「歌占」という言葉を知っている人は、そう多くはないかも知れません。

 

これは「うたうら」と読みます。

 

歌占は占いのルーツとも言われているものですが、実は吉や凶が占えるものではないんです。

 

その昔、神様は和歌を詠むとされていました。

 

その和歌から意味を読み取るというものです。

 

つまり神様からのお告げ(メッセージ)は、それぞれの受け取り方でいいわけです。

 

歌占は東京の「ときわ台天祖神社」で体験できます。

 

この神社で祀られているのは天照大神(あまてらすおおみかみ)、豊受姫命(とようけひめのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)です。

 

歌占はこの神社で室町時代から江戸時代にかけて行われていました。

 

それが実は最近になって復活しました。

 

2015年に『ときわ台天祖神社 ✖ 成蹊大学(の平野教授とプロジェクトチーム)』というコラボで実現したのです。

 

 

最近では2020年の12月に奉納が行われ、新しい神様が加わったのです。

 

天祖神社歌占」と題した、ときわ台天祖神社のホームページには歌占についてこう説明されています。

 

ときわ台天祖神社オリジナルの和歌のおみくじです。弓の短冊を引いて神様とご縁を結び、お告げをいただきます・・・』

 

その歌占のやり方とは・・・

 

まず呪歌を唱えます。

”ちはやぶる神の子ども集まりて作りし占ぞ正しけりかる”

(神の子どもが集まって作った占いは正しかったんだなぁ)

 

そして『弓』の弦に結び付けられたいくつもの短冊の中から、目をつむって1枚を選ぶびます。

 

ちなみに初穂料は300円です。

 

境内にはそれぞれの神様の祠(ほこら)があります。

 

祠とは神様を祀る小さな社殿のこと。

 

和歌を受け取った後、自分とご縁のあったその祠の神様に挨拶していくとより良いそうです。

 

受け取った歌占には神様のイラストが描かれています。

 

一般的なおみくじよりもより、神様が身近に感じられるかもしれませんね。