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ここでは日本占い師協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本占い師協会にはさまざまな占いの資格があります。
【平安貴族はお風呂に入る日も占い次第】
日本では平安時代(794年から約390年間)の貴族の占い信仰がすさまじかったようです。
平安貴族の行動は外出、仕事、お風呂、果ては爪切りまでこの陰陽道次第だったのです。
そしてお風呂は占いの結果が良しとしなければ入らなかったので、月に5~6回程度。
決して衛生的だったとは言えない状態ですね。
何しろ占いの結果が悪い日に入ると、洗ったところから邪気が入り病気になってしまうというのだから仕方なかったのでしょう。
髪を洗う機会はさらに少なく、月1回ほどだったといいます。
お風呂と言っても当時は浴槽などなく、「風呂殿」と呼ばれる蒸し風呂でした。
そしてもうひとつは「湯殿」と呼ばれる小さめの浴槽のようなものから、お湯を汲んで浴びる行水「湯あみ」と呼ばれる入り方です。
そもそも平安貴族には、お風呂で体を清潔にするという考え方ではありませんでした。
それは体を清める「禊(みそぎ)」のためだったのです。
これでは清潔とは程遠そうです。
【消臭はお香で!】
特定の人にしか顔を見せることがなかった平安貴族。
自己アピールは髪でした。
でも髪を洗うのは平均月1回。
そのアピールの方法は米のとぎ汁でツヤを出したり、香木で香りをつけることだったのです。
このように占いに翻弄されて清潔感がなくなってしまった平安貴族たちは、その体や髪のニオイをお香でごまかしていたようです。
むしろこの時代は庶民の方がお風呂に入る回数は多く、その意味では平安貴族よりもよほど衛生的だったといわれています。
占いもいいけれど、ほどほどが肝心であることを平安貴族は示してくれていますね。
日本占い師協会にはさまざまな分野の占いの資格があります。ぜひアクセスしてみてくださいね!